「インスリン大量注射で殺人未遂」報道

なんとも恐ろしいというか、悲しいというか。
私たちはインシュリンがなくては生きていけないというのに。人を殺すための道具にされるなんて。
そもそもお金のために人を殺すっちゅうことは論外として、今回のようなことがおこると、
認識の低い報道にいつも幻滅してしまいます。

1型糖尿病の説明はおろか、インシュリン注射の詳しい説明もないまま、「インシュリン殺人」的な取り上げ方で
報道されているわけです。さも「トリカブト殺人」のように。。。

http://www.asahi.com/national/update/0310/TKY200603100228.html

私の周りでは別に私の病気について偏見を持つ人もいませんし、べつに隠れることもせず、人前で注射もします。
(お客さんの前や外出先などは別ですが。)
私はインシュリンがないと生きていけないのも事実ですし、生涯の付き合いであることも覚悟しています。
とくにそれを隠すことはべつにありません。むしろ、その現実を身の回りのひとたちに知ってもらって、
もしも何かあったときには助けてもらわなければいけないのですから。

もともと1型と2型の違いもあまり一般的には認知されていないのですから、誤解や偏見を増長するような
報道の仕方は控えてほしいものです。